外貨の推移

やっと開始する時という場合ではまずは事前調査を横着してはいけません。

トレードを行う前であればその物を論理的に眺める事ができるゆとりがあります。

しかしながら、一回相場の中へ深入りすると、どう工夫しても物の見方が自己中心的になってしまいがちで肝心な時にちゃんとした見方がわからなくなる恐れが生じる。

だから自分の頭が理性的な時に、間違いない事前準備が必要です。

"準備"のためには、最初は己のシナリオを記す事から行います。

為替相場はこうだから、円を買う（あるいは売る）みたいな自分なりの台本を書いていきます。

次に大切なのはチャートを調べましょう。

以前の相場の推移を見て現時点の位置をチェックします。

そうしたら、「ひどく高い段階にあるな」など、それとも「すでに大多数の人々が取引しているから、この後自分がしかけても今となっては間に合わないな」ということが判断できます。

言うまでも無く今さらエントリーするのが間に合わないなと思っていたら、何もしないで、潔くあきらめることか大切です。

自分の物語を押し通そうとして無理にトレードすると、外国為替市場に跳ね返されてかえって為替差損を受けることになりかねない。

そうは言ってもたいがいの場面で、準備が整った物語を考えておけば買い（または売り）が遅いという場面にはなることはありません。

おそらく、実際に為替相場が動意づく前のはずだから。

その次にとりあえず自分がとろうと思っている外貨の推移を、きちっと点検する事が大事です。

仮にドル高になると推測する物語を作ったのであれば該当する外貨の上下動に用心しておきます。

外国為替市場の上下動を注目し始めた状態ではまだまだドルは目立って推移する兆候を見せることなく、上がったり下がったりちょっとした上げ下げを繰り返しているだけだろう。

しかしながら、その推移を正確に気をつけていると、ある地点で確実に、円安の方向へと為替相場が変動し始めます。

そこでようやく、ドル買いのエントリーします。

通常、そこまで慎重に事前準備をすればそのエントリーで勝てる割合はぐっと大きくなります。